お預かりした器のご紹介_金継
前回ブログの記事をあげたのが冬でしたが、いつの間にか梅雨が目の前に。時間が過ぎるのはあっという間ですが、コロナ禍であることは昨年からずっと変わらず…果たしていつまで続くのか、、来年は同じことを言っていないことを心の底から祈るばかりです。
さて、今回は先日お納めした器のご紹介です。
織部の徳利2点の口元を中心に割れたり欠けたりしていたのを金継しました。徳利の持つ時間を経てきた存在感と、丸粉を磨いて仕上げた金継の重厚感がぴったりでした。
左側は大きめの欠けが複数、右側は割れと欠けもどちらもある状態でした。大きめの欠けが「やせ」といって埋めたところが縮んだりして、地味に時間がかかりました。
私はそこまでのんべえではないのですが、こんな徳利があったらついついお酒が進んでしまいそうだな…と思いながら仕上げました。
次回は徳利と一緒にご依頼いただいたお猪口をご紹介します。