春の気配の中お散歩へ。

最近少しづつ春の気配がしていますね。
梅の花が咲いているのを街中でちらほら見かけることも増えてきました。

昨年引っ越したのですが、家の近所に森以上、山未満のような場所があり、たまにお散歩に行っています。そこはまだあまり春の気配はしておらず、落ち葉の絨毯を踏みしめながら、ずんずん進んで行きます。家族と歩くときもあれば、一人で黙々と歩くときもあり、その時々で同じ景色も違う風に感じます。

家族と歩くときは、楽しくわいわいあたたかな感じに。
一人で黙々と歩くときは、しーんとひんやりとした感じに。

黙ってても情報があちらこちらから入ってくる時代、日常生活の中で自然に触れる時間を作ることは大切だな…と感じている今日この頃です。

金継に使う漆も自然素材で、杓子定規では測れないアナログな部分が多い仕事なので、余計にそう思うのかもしれません。

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お預かりした器のご紹介_金継

以前お納めした器(壺)のご紹介です。

熊本の震災で割れてしまった大切な壺をお預かりして、金継をしました。

思い出のある壺とお伺いしておりましたので、長くお使い頂けるように内側も和紙と漆を塗り重ねて補強しました。かなり破片も多かったのと、大きさもそれなりにあったので、その分一つ一つの作業に時間が必要になりました。

破片は10パーツ近くあり、欠片が無い部分も結構ありました。壺自体の厚みもあったので、欠片がないところを何度も何度もコクソで埋めては乾かして、埋めては乾かして…を繰り返しました。

壺自体のお色が黄色~茶色系なので、金継の色が程よく馴染んでとても素敵になったと思います。

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お納めした後、あらためて壺に対する思いの詰まったお手紙を頂き、金継は単に器を使えるように修理するだけでなく、思い出や気持ちも癒してくれるような尊いものだな…と感じたご依頼でした。震災できっと大変なこともあったご依頼者様のお力に少しでもなれたのであればとても嬉しいです。

かなり前の話にはなりますが、子供の頃に阪神大震災で大好きだった祖母が亡くなったのですが、当時幼くて祖母のために何も出来ず力になれなかったことが、心のどこかにずっと引っかかっていました。その気持ちが今回のご依頼で私自身も癒された気がしています。

新年あけましておめでとうございます

大分遅ればせならではありますが、あけましておめでとうございます。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

昨年の春に続き、2度目の緊急事態宣言が発令されそうですね。

一日も早く「コロナ禍」という言葉が過去の言葉になることを心から祈るばかりです。

写真は初詣前に立ち寄った湘南の海です。

久々の海でしたが、コロナ前から変わらない自然の姿に癒されました。

私はインドア派ですが、ソーシャルディスタンスには気を付けつつ、今年はもう少し自然に触れあえたらなと思っております。とりあえず、家の周りの緑道を攻めます…!

ゴール地点で食べるおにぎりを用意して、、

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お預かりした器のご紹介_金継

先日お納めした器のご紹介です。

陶芸に詳しい方ならきっとご存知な黒田泰蔵氏の白磁の素敵なティーポット。

ポットのフタを中心に、注ぎ口、持ち手などに大小複数の欠けがあったところを、金継ぎしました。欠片はどこも残っていなかったので、欠けを地道に埋めた後、漆を塗る→研ぐを繰り返し、最後に何度も磨いて仕上げました。

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元々モダンで素敵でしたが、金継が施されたことで趣きが出て、更に素敵になったように思います。遊びに行ったお宅などでこんなティーポットが出てきたら、思わず「おっ!」と声が出てしまいそうです。

本来はウィークポイントになるはずの傷や破損が、金継をすることで、素敵になったり、むしろ価値を高めることにつながるというのは面白いなとつくづく思います。

実際金継の工程を体験すると、よりその感覚が実感出来ます。そのあたりはいくら文面や写真などで見ていても、百聞は一見に…もとい、百聞は一体験にしかずかと…!参加された生徒さんからもそういったお声を頂くことが多いです。

先日ご案内したにっぽんてならい堂さんの10月開始の金継教室@染の里おちあいは、申し訳ないことに満席になってしまいました。ご検討くださっていた方、申し訳ございません。町田のももふくさんでの教室もお休み中ですが、また決まり次第こちらかインスタグラムでご案内させていただきます。

 

年始からのにっぽんてならい堂の金継教室が終了、そして秋講座募集開始のお知らせ


大分ご無沙汰なブログの更新です。びっくりなぐらい年単位で放置してしまいました…すみません。先週末、今年の年始からのにっぽんてならい堂さんの金継ぎ教室が、数ヶ月の自粛期間を経て、終了しました。季節が冬から、気がつけば秋に。季節の移り変わりが早すぎて追い付けません。

途中から会場を神楽坂から移動して、密にならないよう換気をしたり、パーテーションをつける、ソーシャルなディスタンスを保てるよう席の間隔を広めに取るなど、コロナ対策をした上で行いました。

会場の窓の外は木々の緑と川が臨め、換気すると、天然の音姫かな?と思うくらいの川のせせらぎを聞くことが出来ます。都内(しかも新宿区!)ではなかなか貴重な場所だと思います。実は会場は染物の工場なのです。

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午前午後、2クラスでそれぞれ行いましたが、今回も皆さんきれいに仕上がりました!

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まだまだしばらくは自宅で過ごす時間が多いかと思うので、金継ぎが出来ると豊かに過ごせますよ。これから日が長くなって、秋の夜長にひっそり金継をやるのも良いですね。…と書いていたら、家族が大事な私のマグカップの取っ手を割りました。。涙

秋からの募集が早速始まっているので、ご興味がある方はにっぽんてならい堂のホームページやSNSなどをチェックしてみてください!→https://www.tenaraido.jp/


 

金継のご依頼はa.mano4103@gmail.com、もしくはうつわ ももふくまで