お預かりした器のご紹介_金継

先日お納めした器のご紹介です。

陶芸に詳しい方ならきっとご存知な黒田泰蔵氏の白磁の素敵なティーポット。

ポットのフタを中心に、注ぎ口、持ち手などに大小複数の欠けがあったところを、金継ぎしました。欠片はどこも残っていなかったので、欠けを地道に埋めた後、漆を塗る→研ぐを繰り返し、最後に何度も磨いて仕上げました。

https://www.instagram.com/p/CFFA2dUlRWo/

f:id:amano4103:20200913234628j:plain

元々モダンで素敵でしたが、金継が施されたことで趣きが出て、更に素敵になったように思います。遊びに行ったお宅などでこんなティーポットが出てきたら、思わず「おっ!」と声が出てしまいそうです。

本来はウィークポイントになるはずの傷や破損が、金継をすることで、素敵になったり、むしろ価値を高めることにつながるというのは面白いなとつくづく思います。

実際金継の工程を体験すると、よりその感覚が実感出来ます。そのあたりはいくら文面や写真などで見ていても、百聞は一見に…もとい、百聞は一体験にしかずかと…!参加された生徒さんからもそういったお声を頂くことが多いです。

先日ご案内したにっぽんてならい堂さんの10月開始の金継教室@染の里おちあいは、申し訳ないことに満席になってしまいました。ご検討くださっていた方、申し訳ございません。町田のももふくさんでの教室もお休み中ですが、また決まり次第こちらかインスタグラムでご案内させていただきます。

 

年始からのにっぽんてならい堂の金継教室が終了、そして秋講座募集開始のお知らせ


大分ご無沙汰なブログの更新です。びっくりなぐらい年単位で放置してしまいました…すみません。先週末、今年の年始からのにっぽんてならい堂さんの金継ぎ教室が、数ヶ月の自粛期間を経て、終了しました。季節が冬から、気がつけば秋に。季節の移り変わりが早すぎて追い付けません。

途中から会場を神楽坂から移動して、密にならないよう換気をしたり、パーテーションをつける、ソーシャルなディスタンスを保てるよう席の間隔を広めに取るなど、コロナ対策をした上で行いました。

会場の窓の外は木々の緑と川が臨め、換気すると、天然の音姫かな?と思うくらいの川のせせらぎを聞くことが出来ます。都内(しかも新宿区!)ではなかなか貴重な場所だと思います。実は会場は染物の工場なのです。

f:id:amano4103:20200905125212j:plain

午前午後、2クラスでそれぞれ行いましたが、今回も皆さんきれいに仕上がりました!

f:id:amano4103:20200905124744j:plain

f:id:amano4103:20200905124824j:plain

まだまだしばらくは自宅で過ごす時間が多いかと思うので、金継ぎが出来ると豊かに過ごせますよ。これから日が長くなって、秋の夜長にひっそり金継をやるのも良いですね。…と書いていたら、家族が大事な私のマグカップの取っ手を割りました。。涙

秋からの募集が早速始まっているので、ご興味がある方はにっぽんてならい堂のホームページやSNSなどをチェックしてみてください!→https://www.tenaraido.jp/


 

お預かりした器のご紹介_漆継

梅雨が終わったら、雨が降りましたね。

雨が降ると、お出かけに支障が出て嫌だという方が大半かと思いますが、個人的には涼しい方がクーラーで冷え冷えの部屋にしなくて良いのでうれしいです。

さてさて、先日仕上がりました預かりもののご紹介です。

可愛らしい小ぶりなサイズのレンゲを、統一感が出るように柄にも使われている赤い色の漆で仕上げました。

暑い中で漆を塗ってしまうと、漆が急激に乾いて真っ黒な色になってしまうので、色味のはっきりした色漆を思い通りにきれいに発色させるのはなかなか難しいです。

(漆の方を調整して色をきれいに出す方法もありますが…)

作業部屋がよりによって家で一番日当たりが良いので、いつも寒〜い部屋で頑張って塗っています。おかげで夏は結構調子が悪くなることが多くて憂鬱です。

https://www.instagram.com/p/BW6j7ZFAd9C/

 *写真の器の仕上げ:漆継(弁柄)

お預かりした器のご紹介_金継

久々の更新でかなりご無沙汰しております。まだ梅雨ということを忘れるくらい日々蒸し暑いですが、皆さまお元気でしょうか。私は夏が苦手なので日々しんどいです。

(暑さというより、ギンギンに冷えた冷房がダメなのです…)

さてさて、先日お納めした預かりもののご紹介です。

ポットの蓋が複数欠けていたところを金継ぎで仕上げました。マットな黒の肌に金継ぎしたところが映えて、素敵に仕上がりました。

蓋のみのお預かりだったため、ポット本体は拝見していませんが、きっと金継ぎしたところがアクセントになった品の良いポットの姿になっているのが目に浮かびます。

ポットの修理は、蓋もしくはポットの注ぎ口が欠けたり割れているのがほとんどで、本体の割れの修理は意外と少ないです。

破損の状態には大小差はありますが、破損する箇所は落としやすかったり(蓋)、先が尖っているのでぶつけて破損しやすい部分(ポットや急須の注ぎ口)、ということなのでしょうね。

人の動きって人それぞれなのに、こうも同じところばっかり破損するのは、不思議でもありますが、なんだか面白いなあといつも思います。

https://www.instagram.com/p/BWbOVJbA5vq/

*写真の器の仕上げ:金継

にっぽんてならい堂さん「みんなの金継ぎ」開催しました

このところ、梅雨時期のため湿気が多いせいか、体がなんとなく重いですね。

暑いときは暑さも体に来ますが、冷房も体に負担になりますので体調お気を付けくださいね。疲れが取れないときは甘酒を飲んだり、りんご酢を水とはちみつをいれて飲んでみたりしています。即効性はないのですが、なんとなく緩やかに疲れがとれる気がします。

さて、報告が遅くなりましたが、先週の日曜日は、にっぽんてならい堂さんのみんなの金継ぎの今期最終日でした。午後の会の皆さんの中で、金や銀、錫を蒔かれた方の磨きの作業でした。

少しづつ様子を見ながら指に粉と油をつけて磨いていくのですが、徐々に艶が上がってピカッとしていきます。金や銀は特に磨く前と磨いた後が全く様子が違うので、皆さん驚かれていました。きなこが…金に変わった!みたいなくらいな感じです(笑)

磨いて艶を上げて仕上げたものは風格がありますし、何より自分で手をかけて磨いたものはその分愛おしくなります。

午後の会の皆さんの器もどれも素敵に仕上がりました!

あらためまして、みんなの金継ぎにご参加いただいた皆さま、本当に3ヶ月間お疲れ様でした。今後もご自身の生活の中で、少しでも金継ぎを取り入れて、引き続き楽しんでいただけるとうれしいです。

https://www.instagram.com/p/BV2IVeYAf3u/

金継のご依頼はa.mano4103@gmail.com、もしくはうつわ ももふくまで