お味噌汁、お椀で飲んでいますか?
今回は金継ぎの話ではなく、漆器のお話を。
先日、会話をしていた中で話題になったことで驚いたことがありました。
お味噌汁をお椀ではなく、陶器の器で飲んでいる人が結構いるという話。私は漆のお椀でないと、なんとなくお味噌汁がおいしいと思えないので、とてもびっくりしました。家で食事をする際、子供の頃からお味噌汁を入れるのは決まって漆か木のお椀でした。
お味噌汁が入った状態で陶器を手に持つととても熱く、また冷めやすいものですが、素地が木で出来ていて、漆が塗られているお椀は熱が外へ伝わりにくく、お味噌汁が熱くても持っていて陶器ほど熱くないですし、保温性があるため冷めにくいのです。また、口当たりも陶器よりも優しくまろやかなので、不思議と味もなんとなく触感の違いで印象が変わってきます。
いつも陶器でお味噌汁を飲んでしまうという方は、ぜひ漆のお椀を手に入れて、飲み比べてみてはいかがでしょうか。きっとその使い心地に魅せられ、もう陶器でお味噌汁を飲もうときっと思わなくなると思います。(※ちなみに漆のお椀は素地が木で、きちんと本漆が塗り重ねられたものを是非お求めくださいね!)
尚、現在4月からの生徒さんを募集しております、うつわ ももふくさんでの金継教室では、金継ぎの話だけではなく、こういった漆のお話などもさせて頂いておりますので、ご興味ある方は是非ご参加ください。(話が脱線しがち?との噂…笑)お申込みお待ちしております!