お預かりした器のご紹介_漆継
梅雨が終わったら、雨が降りましたね。
雨が降ると、お出かけに支障が出て嫌だという方が大半かと思いますが、個人的には涼しい方がクーラーで冷え冷えの部屋にしなくて良いのでうれしいです。
さてさて、先日仕上がりました預かりもののご紹介です。
可愛らしい小ぶりなサイズのレンゲを、統一感が出るように柄にも使われている赤い色の漆で仕上げました。
暑い中で漆を塗ってしまうと、漆が急激に乾いて真っ黒な色になってしまうので、色味のはっきりした色漆を思い通りにきれいに発色させるのはなかなか難しいです。
(漆の方を調整して色をきれいに出す方法もありますが…)
作業部屋がよりによって家で一番日当たりが良いので、いつも寒〜い部屋で頑張って塗っています。おかげで夏は結構調子が悪くなることが多くて憂鬱です。
*写真の器の仕上げ:漆継(弁柄)