夏の漆仕事の困りごと_その1

こんにちは。いろいろとバタバタしていたら、またもや時が流れてしまいました。

まだ梅雨が明けきらず、雨だったり晴れだったりと不安定な天気が続いていますね。

(漆には暑さは大敵なので、個人的には雨の日は涼しくてうれしかったりはするのですが…)

漆風呂も暑い日は部屋のエアコンをつけないと、蒸し風呂になってしまうのですが、ここ数日涼しい日は、エアコンいらずの日もあり快適です。(私は冷房に弱く、冷えるとお腹が壊れてしまうのでとても辛いです)

暑かったり湿度が高すぎると、漆は表面的にはすぐ乾いているように見えるときがありますが、表面的に乾いてはいても、その下は乾いていないことが往々にしてあります。そして、たいがい表面の早く乾いたところと、乾いていないところが引っ張り合うような形で、特に黒漆等塗った際は写真の様な表面に「縮み」が出来ることがあります。

この状態になってしまうと、表面だけ乾いていて、中はいわば乾いていない”レア状態”なので、爪で押さえると柔らかく感じるかと思います。

多分特にこの時期、この状態にきっとぶち当たる方が何人もいらっしゃるのでは?

さあ、この状態になったら、どうしたらよいでしょうか。

続きはまた次回… 

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