金継教室_第二期・二回目が開催されました
本日、町田のうつわももふくさんでの金継教室の第二期・二回目が開催されました。
雨とともに激しく風が吹き、嵐のような天気の中、ご参加下さった皆様、本当にありがとうございました(帰るころには雨だけは止んでいましたが…)
今日の課題は欠けているところの固めと、割れの接着。
欠けは漆をテレピンで薄めたものを塗りました。
割れは糊漆用のご飯を時間をかけて地道に練って頂き、生漆と混ぜて、ドキドキの接着作業。
特に接着の作業は、糊の作り方から、糊漆の塗り方、接着の仕方など、マニュアル本には書いていないし、伝わってこない細かーいコツがいろいろとあります。
今回が漆を使った初めての作業でしたが、実際やってみて頂いて、皆さん口々に金継ってこんなに大変なんですね…としみじみ仰っていました。
金継はここ数年でテレビや雑誌などでも度々紹介されたりして、かなり言葉や概要はご存知の方も増えてきました。
ただ、そういったメディアで見聞きして、なんとなく知っているつもりでも、やはり実際やってみないと分からないことって、往々にしてありますよね。自分の目で実際に見たり触れたり、自分の体で体験してみるということは、とても大事だと思います。
便利な時代である今の時代、情報もたくさん入ってきますし、知りたいことはすぐ調べられるので、知ったかぶりになってしまいがちです。
ことわざで言う「百聞は一見に如かず」ですね。私自身、大切にしていることの一つです。
次回はまた1か月後。
接着した部分を整える作業と、欠けの部分を埋めるコクソ作りに入ります。