金継の仕上げいろいろの参考例_その2

ここ最近、連続して金継以外の話が続いてしまいましたが、久々金継のお話を。

今回は以前も少しお話しした金継のいろいろな仕上げのお話の続きです。

こちらの写真の器の仕上げは、本漆と銀粉で仕上げた「銀継(ぎんつぎ)」です。

工程は金継と同じく、銀粉を蒔いて、その上に薄く漆を何度か塗っては磨いて、を繰り返すことで仕上げていきます。金継とは違って、シャープできりっとした雰囲気になりますので、磁器のものなどカッチリした雰囲気の器に合います。

時間が経つにつれ、銀の部分が少しづつ黒くなっていきますが、それも味わいになります。(※磨けばまた艶を出すことは可能です。ただし、銀粉で仕上げてあり、元々本漆を塗り重ねて仕上げてあるものに限ります)

金継というと、「金」のイメージが強いですが、それ以外の選択肢もいろいろありますので、お気軽にご相談くださいね。

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*写真の器の仕上げ:銀継

*金継のご依頼はa.mano4103@gmail.com、もしくは東京都港区の器屋さん、百福までお願いします*