お預かりした器のご紹介_漆継

梅雨が終わったら、雨が降りましたね。

雨が降ると、お出かけに支障が出て嫌だという方が大半かと思いますが、個人的には涼しい方がクーラーで冷え冷えの部屋にしなくて良いのでうれしいです。

さてさて、先日仕上がりました預かりもののご紹介です。

可愛らしい小ぶりなサイズのレンゲを、統一感が出るように柄にも使われている赤い色の漆で仕上げました。

暑い中で漆を塗ってしまうと、漆が急激に乾いて真っ黒な色になってしまうので、色味のはっきりした色漆を思い通りにきれいに発色させるのはなかなか難しいです。

(漆の方を調整して色をきれいに出す方法もありますが…)

作業部屋がよりによって家で一番日当たりが良いので、いつも寒〜い部屋で頑張って塗っています。おかげで夏は結構調子が悪くなることが多くて憂鬱です。

 *写真の器の仕上げ:漆継(弁柄)

にっぽんてならい堂さん「みんなの金継ぎ」開催しました

このところ、梅雨時期のため湿気が多いせいか、体がなんとなく重いですね。

暑いときは暑さも体に来ますが、冷房も体に負担になりますので体調お気を付けくださいね。疲れが取れないときは甘酒を飲んだり、りんご酢を水とはちみつをいれて飲んでみたりしています。即効性はないのですが、なんとなく緩やかに疲れがとれる気がします。

さて、報告が遅くなりましたが、先週の日曜日は、にっぽんてならい堂さんのみんなの金継ぎの今期最終日でした。午後の会の皆さんの中で、金や銀、錫を蒔かれた方の磨きの作業でした。

少しづつ様子を見ながら指に粉と油をつけて磨いていくのですが、徐々に艶が上がってピカッとしていきます。金や銀は特に磨く前と磨いた後が全く様子が違うので、皆さん驚かれていました。きなこが…金に変わった!みたいなくらいな感じです(笑)

磨いて艶を上げて仕上げたものは風格がありますし、何より自分で手をかけて磨いたものはその分愛おしくなります。

午後の会の皆さんの器もどれも素敵に仕上がりました!

あらためまして、みんなの金継ぎにご参加いただいた皆さま、本当に3ヶ月間お疲れ様でした。今後もご自身の生活の中で、少しでも金継ぎを取り入れて、引き続き楽しんでいただけるとうれしいです。

先週に引き続き、にっぽんてならい堂さんの「みんなの金継ぎ」開催しました

先週の日曜日に引き続き、この日曜日はにっぽんてならい堂さん の「みんなの金継ぎ」の日でした。

午前の会は磨いて仕上げの作業、午後の会は前回金属粉を蒔いた部分に漆を塗って、粉固めの作業でした。

今日も午前午後と終わりの方がいらっしゃり、またもや寂しい気持ちに…(なぜか頭の中は最近たまに聞く愛燦燦、もしくは中島みゆきの時代が回る…)

午前の会は割れが多かった方が頑張って磨き作業をされ、割れがデザインのようになりとても素敵に仕上りました。割れが多いと作業は大変ですが、仕上った時の喜びはひとしおです。

午後の会で今回が最後の方は、器にぴったりの弁柄や錫などで仕上げ、こちらも素敵でした!お料理を作ってもてなすのがお好きな方なので、テーブルに直した器たちが並ぶのが私も楽しみです。

午後の会も次回はちょっと時間をおいて、いよいよ磨き作業で、午前午後ともに初回のみんなの金継ぎはおしまいです。ご参加のみなさん、あと少し頑張りましょう!

にっぽんてならい堂さんの「みんなの金継ぎ」開催しました

先週の日曜日は、にっぽん てならい堂さんの「みんなの金継ぎ」の日でした。

午前の会の方は、3月末からのご参加で、今回で6回目。仕上げにより最終回の方もいらっしゃいました。皆さん器にぴったりな仕上げを選ばれ、どの器も初めてとは思えないほど素敵に仕上がりました。

この3ヶ月の頑張りをしみじみ思い出しながらいただくお茶やごはんは(もしくは一杯🍶?)きっと何とも言えず美味しいと思います。

午前の会の方には、10年越しでずっと器を取ってあって、今回の教室で直された方もいらっしゃり、みなさんの器への愛がひしひしと伝わってまいりました。

本当に名残惜しく、結構別れ際にお話をして引き留めてしまったりもした位寂しかったのですが、ひとまずお疲れ様でした!

午前の会の次回もある方、午後の会の皆さんは仕上がりを楽しみにあと一息頑張りましょう!

茶の湯展に行ってきました

今日から早いもので6月ですね。今年もあと半年…。時が過ぎるのが早すぎて、置いてけぼりになっている気分の今日この頃です(毎月言っているような?笑)

さて、昨日は今週6/4(日)まで東京国立博物館で開催中の茶の湯展にぎりぎり滑り込みで行って来ました。

午前中の早い時間に行ったにもかかわらず、人、人、人だらけ…(展示内容のせいなのか、若干年齢層高めな気が)ガラスケースにへばりついている方々の隙間から天目茶碗などを見ていました。

お茶道具の展示は往々にして漆塗や蒔絵、また金継された器などが展示されていることが多いので、なかなか今では再現の難しい繊細な仕事の貴重な作品を見ることが出来、結構楽しめました。ご興味ある方は是非お早めに…そして多分土日は外から行列すると思いますので、平日に行くことをおすすめします。

ちなみに音声ガイドはあまり時間がないのもあり借りませんでしたが、春風亭昇太さんでした。面白そうだったので、気になる方は借りて楽しんでご覧になってくださいね。

教室の際のお楽しみ…

つい先週の日曜日は、にっぽんてならい堂さんの「みんなの金継ぎ」でした。

作業も大分大詰めに入り、完成がだんだんと見えてきました。

教室の際に午前と午後の間に少し時間があるのですが、その隙間時間に会場周辺にお昼を探索することが、ちょっとしたお楽しみの一つになっています。

つい先日は、普段は夜のみ営業をされているフレンチの「松㐂」さんが、お昼にお店を開けており、テイクアウトで山形牛ローストビーフのサンドイッチとコーヒー豆を使ったアイスを頂きました。

どちらもテイクアウトとは思えないクオリティで、うっかりおかわりにお店に走りそうになりました(笑)いつか夜にお邪魔したいと目論んでおります。

まだまだ気になるお店が無数にある中野…ブロードウェイ中野も濃い店だらけですし、何度行っても飽きません。とても刺激的で住んでいる方が羨ましいです。

 

お預かりした器のご紹介_銀継

こんにちは。5月に入り、もうゴールデンウィークも明日で終わりですね。

皆様いかがお過ごしでしょうか。作業をしていながら、窓の外でちびっこ達がはしゃいでいるのを見ていると、私も今すぐ脱走して遊びの輪に参加したい!と思ってしまいます…まあ無理なのですが(苦笑)

さて、本日は久々にお預かりしていた器のご紹介です。

今回は割れていたところに銀粉を蒔き、漆を塗って磨いてを繰り返して仕上げました。青みがかった器の色に銀のシャープさが合っています。

仕上げながら、銀では無く金だったらどんな感じだったかな…それはそれできっと素敵だっただろうな…と想像していました。

もしも仕上げをお悩みの方は、どの仕上げにするにもひとまず黒漆で下塗りするところまでは同じなので、黒で仕上げたところでお写真をご覧いただき、仕上げを決めて頂いても構いません。お気軽にお申し出くださいね。

*仕上げの種類:銀継

にっぽんてならい堂さんの「みんなの金継ぎ」開催しました

少し遅くなりましたが、先週の日曜日(4/9)は、にっぽんてならい堂さんの「みんなの金継ぎ」開催日でした。

午前の回の皆さんは二回目、午後の皆さんは初回でしたが、一日の課題はきっちり終えました。ご参加頂いた皆さま、お足元の悪い中ありがとうございました&お疲れ様でした!次回開催時は晴れるように、てるてる坊主下げときます…。

初回は漆に慣れないうちから、いきなり結構労力の必要な割物の接着の作業をして頂いており、皆さんきっと家についてからどっと疲れが出ていると思われます。

(私自身も帰ってからすぐお布団へ直行しました。笑)

2回目以降は2回目以降で毎回の課題の作業にコツがありますが、接着を体験した後だと、その後の作業が楽に感じる方もいらっしゃるかも…?

これから回を追うごとに少しづつ仕上がっていくのが私も楽しみです。

次回は4/23(日)です。

サクラサク。

こんにちは。4月に入り、ここ数日の暖かさで大分桜の花が咲き始めましたね。

地元では週末にさくらまつりが開催されますが、きっと丁度良く桜が満開になりそうな予感がしています。

大昔はさくらまつりの時に桜が咲いていなかったり、はたまた思い切り散っていたりしてあらら…なこともありましたが、ここ数年はそういう事は少ない気がしています。

あまりにも的中するので、イベントごとの天気予報をする専門の人でもいるのかと、疑問に思う今日この頃です。

ちなみに写真は先週末に行った寒川の桜です。寒川は比較的海に近い所なせいか、地元よりも桜が咲いていました。

ミモザの花は高嶺の花?

可愛らしい繊細な黄色い花をたくさんつけるミモザ

ここ最近、自宅のまわりでもわさーっと束になって咲いているのをちらほら見かけるようになりました。

個人的には好きな花ですが、たまに花粉の塊に見える時があり、見ているとなんとなく鼻がムズムズしてきます。

ちょっと調べてみたら、実際ミモザが原因で花粉症になることもあるようで、私の鼻のムズムズは気のせいでは無く、びっくり。(中には、ご近所トラブルにも発展することもあるようです…恐ろしや…)

私も自宅に植えるには、何種類か花粉のアレルギーがあるので、ミモザのアレルギーを発症してしまうかも…残念です。

好きなのに触れない存在って、何だか高嶺の花の人を思う切ない片思いの様な気持ちになってしまいます(試しに花言葉を調べてみたら「秘密の恋」だそうです。ミモザは私にとって近づけない存在なので、ある意味合ってる?)

…気持ちが春めいて、柄にもなく乙女な事を書いて失礼しました(笑)

*金継のご依頼はa.mano4103@gmail.com、もしくは東京都港区の器屋さん、百福までお願いします*