漆かぶれのお話_その3

こんにちは。ここ数日暖かい日が続いていますね。…とはいえ、まだまだ朝晩は冷えますので、マフラーぐるぐる巻き&帽子&手袋完備で行動しています。

さて、今回も前回に引き続き、漆かぶれのお話です。

今回はかぶれやすい漆の種類と、かぶれる時期のお話です。

漆には透明な漆、色のついた漆など色々と種類がありますが、特にかぶれやすい種類の漆があります。それは金継の接着に使う糊漆や、漆塗りの下地などに使う「生漆」が一番かぶれやすいです。

ちなみに、他の種類の漆でも「漆」であることには変わりないのでかぶれる可能性はありますが、度合いとして…のお話です。透漆や色漆などは精製されていますが、生漆はゴミや不純物を取り除いただけなのでよりかぶれやすいのです。

また、かぶれる時期は、まだ先にはなりますが、夏の毛穴が開いているときが一番かぶれますのでご注意ください。(毛穴が開いている、となると季節関係なくお風呂上りなどもかぶれやすいです…)

次回は、漆かぶれの痒さをご存知ない方もいらっしゃるかと思いますので、実体験のお話をさせて頂きます。読むだけでムズムズ痒くさせたらごめんなさい!

*金継のご依頼はa.mano4103@gmail.com、もしくは東京都港区の器屋さん、百福までお願いします*